季語の中には「植物」にまつわるものが、たくさんあります。
今回はそんな植物に関する季語をいくつかご紹介していきます。
(植物の名前を「あいうえお順」で並べ、その下に春夏秋冬の季節順の箇条書きで季語を並べています。)
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(このページは時間に余裕のある時にちょこちょこ更新しています。なので、項目は少しずつ増えていきます。)
- 苺【いちご】
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- 苺の花【いちごのはな】(春の季語。)
- 花苺【はないちご】(春の季語。)
- 苺【いちご】(夏の季語。)
- 冬苺(冬の季語。)
- 稲【いね】(米/田)
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- 青田(夏の季語。夏の田のこと。)
- 稲(秋の季語。)
- 新米(秋の季語。)
- 梅【うめ】
- バラ科サクラ属・落葉高木。早春に五弁の香り高い花を咲かせる。
<関連項目:植物の異名「梅」>
- 梅が香【うめがか】(春の季語。梅のかおり。)
- 観梅(春の季語。梅を見に行くこと。)
- 梅探る(冬の季語。冬に早咲きの梅を訪ね歩くことを言う。)
- 探梅【たんばい】(冬の季語。冬に早咲きの梅を訪ね歩くことを言う。)
- 柿【かき】
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- 柿若葉(夏の季語。)
- 柿(秋の季語。)
- 木守り柿【きまもりがき】(秋の季語。「木守り」は来年もよく実るようにと、木に果実を残しておくおまじない。小鳥のために残しておくことも。)
- 柿落葉【かきおちば】(冬の季語。)
- 柿の葉散る【かきのはちる】(冬の季語。)
- クローバー(白詰草)
- 白詰草の名は、昔、オランダからガラス器などの割物を輸入する際、器を保護する緩衝材として、この植物の枯れ草が詰められていたことから。
- クローバー(春の季語。)
- 白詰草【しろつめくさ】(春の季語。)
- 桜【さくら】
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- 遅桜【おそざくら】(春の季語。他の桜が咲き終わった頃に遅れて咲く桜のこと。)
- 桜【さくら】(春の季語。)
- 桜狩【さくらがり】(春の季語。)
- 桜蘂【さくらしべ】(春の季語。)
- 桜蘂降る【さくらしべふる】(春の季語。)
- 桜人【さくらびと】(春の季語。花見をする人のこと。)
- 桜守【さくらもり】(春の季語。桜の名所の番をする人や、園丁のこと。)
- 残花【ざんか/ざんくわ】(春の季語。咲き残っている桜のこと。)
- 残る花【のこるはな】(春の季語。残花に同じ。)
- 初桜【はつざくら】(春の季語。その年に初めて咲いた桜のこと。)
- 枝垂桜【しだれざくら】(春の季語。枝が垂れて咲く桜のこと。)
- 散る桜【ちるさくら】(春の季語。)
- 初花【はつはな】(春の季語。)
- 花【はな】(春の季語。俳句では「桜の花」を指すことが多いが、春の花全般を指すこともある。)
- 花筏【はないかだ】(春の季語。)
- 花盛り【はなざかり】(春の季語。)
- 花しだれ【はなしだれ】(春の季語。)
- 花の陰【はなのかげ】(春の季語。)
- 花の雲【はなのくも】(春の季語。)
- 花吹雪【はなふぶき】(春の季語。桜の花びらが散る様子が吹雪のように見えること。)
- 八重桜【やえざくら】(春の季語。花びらが八重になって咲く桜の一種。)
- 山桜【やまざくら】(春の季語。山の咲く桜、もしくはサクラの一種で、花と葉が同時に出るもの。)
- 夜桜【よざくら】(春の季語。夜の桜、または夜に桜を見ること。)
- 桜桃【さくらんぼ】
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- 桜桃忌(夏の季語。太宰治の忌日のこと。その死の時期が桃桜の季節であったことと、『桜桃』という作品があることから。)
- じゃがいも
- 馬鈴薯【ばれいしょ】とも言う。
- じゃがいもの花(夏の季語。)
- 馬鈴薯の花(夏の季語。)
- 睡蓮【すいれん】
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- 睡蓮(夏の季語。)
- 茶【ちゃ】
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- 新茶(夏の季語)
- 猫じゃらし【ねこじゃらし】
- イネ科の一年草。えのころ草、えのこ草とも言う。
- 猫じゃらし(秋の季語。)
- 麦【むぎ】
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- 麦秋【ばくしゅう】(夏の季語。5月から6月にかけての麦が熟れる時候のこと。)
- 麦の秋(夏の季語。5月から6月にかけての麦が熟れる時候のこと。)
- ライラック(紫丁香花)
- 初夏に薄紫色の花を咲かせる。札幌では5月下旬に「ライラック祭」が行われる。
- 紫丁香花【むらさきはしどい】(春の季語。)
- ライラック(春の季語。)
- リラ(春の季語。ライラックの別名。)
- リラ時雨(春の季語。)
- リラの雨(春の季語。)
- リラ冷え(夏の季語。ライラックの咲く時期の冷え込みのこと。)
- <関連項目>
※このページは津籠 睦月によるオリジナル和風ファンタジー小説「花咲く夜に君の名を呼ぶ」の本文ページ内に隠された、本編と関係がありそうで無さそうな細かな和風ファンタジーの雑学・豆知識や大和言葉の意味などをご紹介する「おまけコーナー」です。
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