〜キョウ カラ、アナタ ハ ワタシ ノ ズットモ〜
入学したての学校は、まだその景色にも
六年間も通い慣れた小学校とは何もかもが
(まさか、この学園が
今も、知らないうちに
「そんな風にずっと気を
「ぅひゃあ……っ!?」
ふいに声をかけられ、
「
「……例の奴が校内をウロついていないか、皆が登校してくる前にチェックしていたからな。残念ながらシッポはつかめなかったが」
当然のことのように言われ、今の今まで『校内をパトロールする』などという
「す、すみませんっ!私、何も考えてなくて……。そういうの、必要なんですよね……?」
だが猫神は
「お前のような初心者がウロついたところで意味は無い。お前、まだ
「え?あ……そうかも知れない……です」
昨日ショッピングモールでクラスメイトに
「……まぁ、経験を
言いたいことだけ言うと、猫神はエデンの返事も
「あ……」
(また、
なぜかエデンのことをよく分かっていて、落ち込みかけると、すぐにさりげなくフォローしてくれる。ずっと前から知っている気がするのに、思い出せない。彼の正体が、気になって気になって
(
エデンはそんな不安な気持ちを