〜キョウ カラ、アナタ ハ ワタシ ノ ズットモ〜
「一体どういうことなのか、説明してもらおうか」
猫神が、何とも
エデンは「えっと……」と、つまりながら、何とか説明を
「戦ってる
「氷の粒を複数回、当てられたはずだが……?」
「でも、その氷の粒も、すっごい弱々で、ほとんどこっちにダメージ無かったじゃないですか。だから、思ったんです。このコ、わざと
「どういうことだ?なぜわざわざ攻撃魔法を使わせたがる?」
猫神の言葉に、エデンは首を横に
「
エデンがそう言った直後、ハスキーが「その肉をさっさとよこせ」と言いたげに『ワン!』と
エデンは「あぁっ、ゴメンね」と、あわててハスキーに肉を
「……つまりコイツは、前回お前の攻撃を文字通り
「たぶん、そうなんじゃないかなって思って……だから、お肉を作って
エデンは「テヘ」という感じで
「……こんな形で契約を成すとは……。まぁ、慈恩の娘らしいと言えばらしい、か……」
盛大なため息をつき、猫神はハスキーと向き合う。
「では、さっさとこの結界を
その
「そうだ!私、高梨さんを追いかけてたんだ!でも、もう
「大丈夫だ。結界の中は、外よりもゆっくり時間が流れているからな。結界の外では、まだ1分も経っていないだろう」
「良かったぁー……」
エデンは胸を
(そうだ。追いつけたって、上手く話ができるか、分からない。このまま嫌われちゃう可能性も……)
不安で顔を
「大丈夫だ。お前は口が上手いわけではないが、相手のことをよく見て、その本質や本心を
言って、猫神はハスキーを
「迷いや恐れに
エデンはハッとしてハスキーに目をやる。
(そっか。私、もう
エデンは、
「ありがとうございます、猫神先輩!私、がんばります!」
そう告げるエデンの瞳に、もう不安の色は無かった。
そこにはただ『絶対に彼女を友達にしてみせる』という だけが浮かんでいた。