〜キョウ カラ、アナタ ハ ワタシ ノ ズットモ〜
気がつくと、エデンは昨日と同じ結界の中にいた。
昨日も見た、
「……もう気がついたのか。さすがだな」
「猫神先輩……」
レトの姿は無いが、猫神がいつもの
「これは昨日の獣と同じヤツだな……。今日はお前のクラスメイトではなく、お前を直接
猫神が難しい顔で考察を始めたその時、獣が
凍てついた風が巻き起こり、エデンたちの足元をさらに白く
「エデン、変身だ!アイツをこのまま
「ハイ!そうですよね。またピ……高梨さんみたいに、この学校の誰かが狙われたら困りますもんね」
エデンは
「!」
光が
「猫神先輩、すみませんけど、また力を貸してもらえますか?」
伸ばされた手を
「ああ。いいだろう。だが昨日のようなしょぼくれた技にはするなよ。ちゃんとよく考えて、効果のありそうな攻撃をイメージするんだ」
その言葉にエデンは「う……っ」と固まってしまう。
(効果のありそうな攻撃って……どんなのだろう?武器?鉄砲?……いっそのこと大砲とか?)
エデンの
(大砲って英語で何て言ったっけ?キャノン?カノン?確かそんな感じだったかな……。キャノン……キャ……キャラメル……じゃ
頭の中で「ああでもない、こうでもない」と想像をめぐらせているうちに、それまで
氷の
「早くしろ、エデン!
「えっと……えっとぉ……っ、ハイッ!行きますっ!」
正直まだ迷いはあったが、のん気に迷い続けていられる
「マスカット・キャンディ・キャノン!」