雨は、降る季節により、様々に名前を変えます。
今回はそんな美しい季節の雨の名を、いくつかご紹介していきます。
(このページは制作中です。時間に余裕のある時にちょこちょこ更新していきます。)
- 春に降る雨
- 春に降る雨の名前・種類です。
- 梅若の涙雨【うめわかのなみだあめ】(陰暦3月15日に降る雨。梅若の命日であることから。)
- 杏花雨【きょうかう】(杏の花の咲く時季(二十四節季の清明の頃)に降る雨のこと。)
- 穀雨【こくう】(百穀を潤す春の雨の意。二十四節季のひとつ(4月20日頃)でもある。)
- 催花雨【さいかう】(花が早く咲くように促す雨の意。)
- 春霖【しゅんりん】(春の長雨(3日以上降り続く雨)のこと。)
- 菜種梅雨【なたねづゆ】(菜の花が咲く時季の雨。)
- 春雨【はるさめ】
- 春時雨【はるしぐれ】(降ったりやんだりする春の雨のこと。)
- 万物生【ばんぶつしょう】(生きとし生けるものに生命を与える雨の意。)
- 夏に降る雨
- 夏に降る雨の名前・種類です。
- 青梅雨【あおつゆ】(「梅雨」の別名。青葉の時期に降ることから。)
- 青葉雨(青葉に降る雨。夏の季語。)
- 送り梅雨【おくりづゆ】(梅雨の終わり頃の雨のこと。)
- 送梅雨【おくりばいう】(「おくりづゆ」に同じ。)
- 返り梅雨(梅雨が明けた後に、再び天気がぐずつくこと。)
- 洒涙雨【さいるいう/せいるいう】(七夕に降る雨。織姫と彦星が雨で逢えなくなって流す恨みの涙とも、逢瀬の後に流す別れの涙とも言われる。)
- 五月雨【さみだれ】(梅雨の異称。「五月(さつき)」の「さ」と「水垂(みだれ)」から来ているとされる。陰暦5月頃に降ることから。)
- 翠雨【すいう】(青葉に降りかかる雨のこと。)
- 小満芒種【スーマンボースー】(沖縄方言。5月中旬〜6月下旬頃の雨のこと。沖縄の梅雨。)
- 洗車雨【せんしゃう】(7月6日(7月7日という説もあり)に降る雨。織姫と彦星が乗った牛車を濡らすことから。)
- 七夕流し【たなばたながし】(七夕の頃に降る長雨のこと。)
- 栗花落/墜栗花【ついり/つゆり】(梅雨に同じ。栗の花が落ちる頃に降ることから。)
- 墜栗花雨【ついりあめ】
- 梅雨【つゆ】
- 虎が雨【とらがあめ】(陰暦5月27日に降る雨のこと。虎御前の愛人の命日であることから。)
- 梅雨【ばいう】(中国から来た言葉。明では「ムイイユイ」と読んだ。梅の実の熟す頃に降る長雨であることから。)
- 黴雨【ばいう】(「黴(カビ)」の生えやすい時季の雨であることから。)
- 麦雨【ばくう】(麦が熟す頃に降る雨。)
- 半夏雨【はんげあめ】(半夏生によく降る大雨のこと。)
- 戻り梅雨【もどりづゆ】(梅雨が明けた後に、再び天気がぐずつくこと。)
- 夕立【ゆうだち】(夏のにわか雨。)
- 緑雨【りょくう】(新緑の頃に降る雨。)
- 秋に降る雨
- 秋に降る雨の名前・種類です。
- 秋雨【あきさめ】
- 秋霖【しゅうりん】(秋の長雨。)
- 冬に降る雨
- 冬に降る雨の名前・種類です。
- 寒九の雨【かんくのあめ】(寒に入って9日目の雨。豊作の兆とされる。)
- 時雨【しぐれ】(主に、秋から冬にかけて降ったりやんだりする小雨を指す。冬の季語。)
- <関連項目へ>
- 雨の種類(降り方による名前の違い)
- 水・露・霜の異名・別称
- 季節ごとの風の名前
- 植物の異名・其の壱(あ行〜た行)
- 植物の異名・其の弐(た〜は行)
- 植物の異名・其の参(ま行〜)
- ファンタジーなカタカナ語辞典(カタカナ(英語)植物名→日本名)
- 動物の異名・古称・別称
- 鳥の異名・古称・別称
- 虫の異名・古称・別称
- 月の異名・古称・別名
※このページは津籠 睦月によるオリジナル和風ファンタジー小説「花咲く夜に君の名を呼ぶ」の本文ページ内に隠された、本編と関係がありそうで無さそうな細かな和風ファンタジーの雑学・豆知識をご紹介する「おまけコーナー」です。
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ここでご紹介している雑学・豆知識は参考文献などを参考にして書いてはいますが、管理人はその道の専門家ではありませんので知識が不充分な場合もございます。
その辺りをご理解の上、ご覧ください。