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ファッション・服飾用語辞典

ファッション・服飾に関する用語を、あいうえお順にまとめてみました。

この記事では布地・生地については扱っていません。そちらについては、関連記事の「布・織物の種類いろいろ」をご覧ください。

(この記事は制作中です。小説執筆作業の合間にちょこちょこ制作しています。用語や説明は今後増えていく可能性があります。)

/か/さ/た/な//ま/や/ら/わ>

アイレットワーク
 
(あな)をあけ、その縁をかがる刺繍のこと。
(アイレット=小さい孔)
 
アスコット・ガウン
 
イギリスで女性が競馬場などへ着ていく上流の社交服。
 
アンガジャント
 
カフスのこと。
 
ウォー・クリノリン【war crinoline】
 
戦時中に流行したスカートのスタイル。
 
ウプランド【houppelande】
 
ゴシック期を代表する衣服のひとつ。
15世紀中頃までコタルディに代わって着用された。
 
エルボウス・パニエ【elbows pannier】
 
前後の厚みが薄く、左右両側に拡がった形のパニエ。
裾の周囲が3〜6mにも及んだ。
 
エンパイア・スタイル【Empire Style】
 
フランス革命後〜1820年頃に流行したドレスのスタイル。
ハイウエストでスカートはやや裾広がり、それ以前のギリシャ・ローマ風シュミーズ・ドレスと異なりフリルや刺繍などの装飾が復活している。
 
カートル【kirtle】
 
表着。
 
カフタン【caftan】
 
着装形式の基本型のひとつ。前開衣型。
前開きのロング・コート。
西洋服装史では、中世末期頃から、主に男性の衣服として登場する。
 
カラコ【caraco】
 
イギリスから伝わった田園スタイルの上衣。
 
カラシリス【kalasiris】
 
エジプト新王国時代の衣服。
幅広のポンチョ形式のローブ。
 
ガルドコール【garde-corps】
 
防寒用のシュルコのこと。
ゆったりと長い身頃と大きく長い袖、フードが附属しているのが特徴。
 
カンディス【kandys】
 
ペルシャ帝国のポンチョ型ローブ。
王や貴族の公服として着用された。
 
キトン【chiton】
 
肌着。
元はリネンのチュニックを意味し、東方系の服装。
 
キラ【Kira】
 
ブータンの女性の民族衣装。
一枚の布を複雑に体に巻き、ワンピースのように着用する。
両肩はコマ(ブローチ)で留め、腰にケラ(細い腰帯)を締め、露出する両腕は下にケンジャ(長袖のブラウス)を身につけたり、テュゴ(長袖の上着)を羽織るなどして覆う。
 
クラヴァット
 
首から下げる装飾。胸飾り。
 
クリノリン
 
腰枠。
 
 
ブータンの男性の民族衣装。
 
ゴシック・スタイル
 
「ゴート的」または「ゲルマン的」の意。
 
コタルディ【cotardie】
 
ゴシック期を代表する衣服のひとつ。
 
サボ袖
 
フリルの腕章のようなものが肘のあたりを囲み、その先にレースや紗の袖口飾りのついた袖。
 
シャーリング【shirring】
 
飾りひだ。
伸縮性のあるひだのこと。(伸縮性の無いひだは「ギャザー」)
 
シャプロン
 
中世のかぶりもの。
頭巾に肩おおいのケープがついたもの。
 
ジャボ
 
シャツに付けるネクタイ状の装飾。胸飾り。
 
ジュープ
 
ペティコートのこと。
 
ジュストコル【justaucorps】
 
1670年頃から男性貴族たちに着用されるようになった上衣。
ジュストコルとは「体にぴったりした」の意。
 
シュルコ【surcot】
 
袖無しの上衣で、タイト・スリーブのチュニックの上に着用した。
元々は騎士たちが鎧の上に着用したものからきている。
 
シェンティ【schenti】
 
エジプトの衣服で、腰に麻布を巻きつけただけのもの。
男女ともに着用した。
 
スタマカー【stomacher】
 
胸当。
ローブ(ドレス)のボディスの前面を飾るもの。
ロココ・スタイルでは逆三角形で下に鋭く尖らせることにより、ウエストを細く見せる効果をつくっていた。
 
着装形式の基本型
チュニカ/トゥニカ【tunica】
 
ローマで、トガの下に着用していたシャツ状の衣服。
これがやがて表着化され、チュニックになっていった。
(語源は「下着」を意味するラテン語。)
 
チュニック/テュニック【tunic】
 
着装形式の基本型のひとつ。体形適合裁縫型。
体形に合わせて裁断・縫製してつくる比較的タイトな形状をした衣服。
古代北欧のゲルマン人の衣服以来、西洋服の主体となっている型。
 
チロルテープ
 
オーストリア、チロル地方の民族調の刺繍を施した飾りテープ。
 
ティビアリア【tibialia】
 
脚衣。フランク王国の衣服。
 
デール【deel】
 
モンゴル族の男女の民族衣装。
丈が長く、立襟で左に打ち合わせがあり、裏地に子羊の毛皮を打っている。
部族、年齢、性別、未既婚などによって細かい違いがある。
 
トゥールニュール【tournure】
 
腰当て。バッスル。
 
ドレーパリー【drapery】
 
着装形式の基本型のひとつ。巻衣型。
ローマのトガなどのように、体に巻きつけて着用する衣服。
 

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※このページは津籠 睦月によるオリジナル・ファンタジー小説「夢の降る島」の第1話「夢見の島の眠れる女神」夢見の島の眠れる女神(小説ロゴ)の本文ページ内に隠された、本編と関係がありそうで無さそうな細かなファンタジー雑学・豆知識をご紹介する「おまけコーナー」です。

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