ホムンクルス
(Homunculus)


試験管やフラスコの中に人工的に作り出される生命体。

ホムンクルスとはラテン語で「小さい人」を意味する。

パラケルススによると「男子の精液を蒸留器(フラスコ)の中に密封し40日間放置すると、それが腐敗し生動し始め、やがて人間の形に似たものが現れる」とされている。
さらにその生命体に温度調節をしっかり行いながら40週にわたり人間の血液を与え続けると、四肢を備えた小さな子どもの姿になるという。

ゲーテの『ファウスト』の中にもファウストの弟子ワグナーがホムンクルスを創造する場面が登場するが、これはパラケルススの文書を元にしたものと言われている。






















このミニ辞典は、津籠睦月による
オリジナルファンタジー小説
夢見の島の眠れる女神(小説ロゴ)
の物語中に出てくるファンタジー用語を解説するためのものです。複数の意味や説を持つ用語の場合、分かりやすくするため、物語の中で使われている意味や説のみに絞って取り上げている場合があります。ご注意ください。
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