妖精(ようせい)
<妖精 2/2>
世界各地(特にアイルランド島やグレート・ブリテン島)の民間伝承や神話に伝わる超自然的生命体。
その容姿や性質、地方などによる様々に呼び名が異なる。
妖精全般を指す主な語は「Fairy」や「Elf」、「Sidhe」、フランス系の「Fay」など。
日本で「妖精」という言葉が使われるようになったのは大正時代で、「愛蘭土文学会」を造った吉江喬松や日夏耿之介たちが作品の中で「妖精」という訳語を頻繁に使い初め、これが定着したと言われる。
「妖精」が定着する以前は「仙女」(←上田敏)や「妖女」(←西条八十)、「フエヤリー/妖精」(←松村みね子)、「精霊」(←芥川龍之介)、「仙女/女の魔神」(←菊池寛)など人によって様々な訳語を用いていた。
このミニ辞典は、津籠睦月による
オリジナル・ファンタジー小説
の物語中に出てくる用語の意味や語源などを解説するためのものです。複数の意味や説を持つ用語の場合、分かりやすくするため、物語の中で使われている意味や説のみに絞って取り上げている場合があります。ご注意ください。
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