ＷＥＢサイト制作悪戦苦闘日記 ８

このＷＥＢサイトを創ろうと決めた時、どんなサイトにするのか、そのコンセプトのようなものを漠然と考えてみました。

と言うのも、やはりテーマやコンセプトがあった方がデザインも決めやすいし、全体の統一感のようなものが出ると思ったからです。

そもそもこのサイトはオリジナル小説の発表の場であり、その内容は読者様の心に触れるものでありたい、という目標がまず第一にありました。
なので自然と「心」だとか「癒やし」だとか「ハート・ウォーミング」だとか、そんな単語はぽんぽん頭に浮かんでいました。
ですがこれといった決定打が無いまま、しばらくは悶々と悩んでいました。

そんな時ふと思い出したのがＡｂｏｕｔページの「サイト名の由来」でも書いている古今和歌集のはじめの言葉なのです。

「言葉」は「言」の「葉っぱ」、そしてその葉を生む「種」は「人の心」……。
人の心を心で動かしたいという目標を持った小説サイトのコンセプトにこれほどふさわしいものは無いな、と思ったので「葉っぱ」→「森」の連想から、サイト名が「言ノ葉ノ森」に決まりました。
（ちなみに２つの「ノ」がカタカナで入っているのは見た目的な意味での管理人の趣味です。赤毛のアンが自分の名の綴りをAnnではなくAnneにこだわった、みたいな感じの細かなこだわりです。）

というわけで、せっかくサイト名に「森」がついているのだから、サイトのデザインも「森っぽくしよう」ということになりました。
さらには「ただの森ではなく『癒やしの森』というコンセプトにして、訪れたゲスト様が言葉の森の中で癒やされる、みたいな感じのサイトにしよう」と思いついたのです。

そんなわけでＴＯＰページのタイトルバックには森の絵が描かれることになったのですが、そのうちに「どうせ森の絵を使っているのだから季節によって森にも変化が訪れるようにしたい」と思うようになってしまい「春夏秋冬の季節に合わせて森の絵が変わる」という現在の仕様になってしまったのです。
（しかもそれをアニメーションで表現したりし始めてしまい、そのせいで作業時間を余計にとられる羽目になってしまったのです…）

実際のところ、訪れたゲストの皆様が本当にこのサイトに「森っぽさ」や「癒やされる感じ」を味わってくださっているかは分からないのですが、これからもそんな「癒やしの森」を目指して日々精進を続けていこうと思っています。