コトバのラクガキ

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ささいな言葉にも傷つき怯えていた頃

昔は、物音がうるさいと小言を言われただけでも、
発作的に消えたいと思ったものだよ。

自分の存在を消したいと。

音を立てることは、自分が生活している
――生きていることの証のような気がして。

それを否定されるのは、自分の存在自体を
否定されているような気がしてしまったから。

でも、どこの誰であろうと、
他人の存在を全否定なんてできないことを
今の自分は知っているんだ。

生まれて、今日まで生きてきたことを、
誰も無しにはできないから。

 

  

 
  
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