蛇と剣【ヤトノカミの本性=剣(大刀)】   
本文中に登場するヤトノカミの本性が大刀、というのは完全にオリジナルの設定であり、常陸国風土記にこのような記述は一切ありません。
 
ただし、古代の物語において蛇と剣とは何かと縁が深く、ヤマタノヲロチの尾から草薙剣(クサナギノツルギ)が出てきたエピソードはもちろんですが、他にも播磨国風土記では『蛇のように伸び縮みする不思議な剣』が出てきて家を滅ぼしたりしています。
 
また、ヤトノカミ自身についても、名前やエピソードにおいて何かと刀剣にまつわる漢字やキーワードが関わっていたりするので、そのようなもろもろの情報を元に、この設定ができあがっているのです。
 
 
 ※このページは津籠(つごもり) 睦月(むつき)によるオリジナル・ファンタジー小説花咲く夜に君の名を呼ぶ(古代ファンタジー小説)
  ストーリーや用語に関する豆知識やこぼれ話・制作秘話などを蛇足に解説したものです。
  解説の内容につきましては資料等を参考にしてはいますが、諸説あるものもございますし、
  管理人(←歴史の専門家ではありませんので)の理解・知識が不充分である可能性もありますのでご注意ください。
倭ファンタジー知識解説へびさんのあんよ
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