- フィグの母
- 物語本編には全く描かれませんが、フィグの母親には一応ちゃんと設定があります。
名前はフィーネ・フィーガと言い、元々灯台守の家系としてフィーガ家に生まれたのはフィグの母親の方で、フィグの父親はムコ養子として灯台守を継いでいます。
彼女の銀の匙杖は「羽根」をモチーフにしていますが、これは彼女の名前からの連想で、よく映画の最後などに登場して「fin」という文字を書いていく羽根ペンをイメージしています。
ちなみに夢見島では結婚すると姓が変わるのではなく増えます。
たとえばラウラがフィグと結婚した場合、フラウラの姓はそのままで、その後ろにフィーガのファミリー・ネームが追加され「ラウラ・フラウラ・フィーガ」となります。
- 真の夢見の娘
- “真の”夢見の娘の存在とその役割については、島でもごく一部のシスターや夢術師にしか伝えられていません。
災厄の年に巡り合わせてしまった島民たちは結果的にその存在を知ることになりますが、自分の子や孫にその真実を伝えることなくこの世を去っていくため、結局は島の中枢にいるごく一部の人々にしか真実が伝わっていかないのです。
“真の”夢見の娘の存在が後世に伝えられず、祭の主役としての“夢見の娘”だけが伝えられていく背景には、“真の”夢見の娘がたどる運命の過酷さがあります。
“真の”夢見の娘はいわば世界のための犠牲であり、それに選ばれたレグナースへの後ろめたさ、そしていずれその役割に選ばれかねない後の世のレグナースたちを過剰に怯えさせたくない、などの複雑な感情が入り乱れ、結果的に島民のほとんどが“真の”夢見の娘という存在について口をつぐんでしまうのです。
- 卒業のタイミング
- 初潮を迎え、小女神宮を卒業することが決まっているアメイシャですが、実際に卒業するタイミングは初潮を終え、体調が整ってから、ということになっています。
もうレグナースではなくなったとは言え、さすがに貧血・腹痛でフラフラの女子をすぐに追い出したりはしないということです。
初潮を迎えた女子は、シスターから大人の女性として必要な様々な知識を教わってから小女神宮を旅立っていきます。
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