- ナイトメアでなくコシュマァル
- 『コシュマール』はフランス語で『悪夢』のことです。
コシュマールでなくコシュマァルなのは作者の趣味です。
(AnnではなくAnneが良い、みたいな赤毛のアン的なこだわりです)
英語で悪夢を意味する『ナイトメア』を使わなかったのは、やはりそんな感じのこだわりからです。ナイトメアという言葉は既にいろいろな作品で使われ過ぎていて何か嫌だったので…。
ちなみにこの小説のオリジナル設定で使われている用語はフランス語を参考にしている割合がわりと高いのですが、これも作者の趣味です。
何となく、フランス語の響きが好きなので。
(例:フィーユ・レヴァリムの『フィーユ』はフランス語で『娘(daugther)』あるいは『少女(girl)』という意味)
- タワーリング・インフェルノ
- 実は結構な意訳です。
(もっともこの小説、元々わりと意訳、和製英語は多いのですが…)
『地獄の火』を意味するだけなら単に
『Hellfire』で良いのですが、それだけだと何だか単純過ぎて嫌だなぁという作者のひねくれた嗜好により、この言葉を使っています。
『タワーリング・インフェルノ』は正確には
『a towering inferno』で、直訳すれば『そびえたつ地獄』ですが熟語として『燃えさかる火の海』という意味で使われます。
(ちなみに『インフェルノ』はイタリア語で『地獄』を意味します。)
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