ブルーレースアゲートは瑪瑙の一種で、淡い水色にレースのような縞模様のある、まるで青空に白い雲がうっすら浮かんでいるかのような綺麗な模様の石です。
和名を『空色縞瑪瑙(ソライロシマメノウ)』と言います。
ブルーレースアゲート自体が少々マイナーな石であるため、この和名を突き止めるのには結構苦労しました。
ブルーレースアゲート自体は載っていても和名は載っていない本も多く、和名の分からなかった当初は「きっと新しい石だから和名とかが無いんだ(←実際には古くから日本にあった石だと後に分かるのですが。)」と判断し、独自に『青縞瑪瑙』という漢字を当てたりしたこともありました。
(まぁ、色名のビミョウな違いのみで、発想の仕方としては間違っていなかったわけですが…。)
この『空色縞瑪瑙』、日本の古代遺跡などからも勾玉の形で発見されています。
古代日本を舞台とした既存の和風ファンタジー小説に荻原規子さんの『空色勾玉』という本があるのですが、その空色の勾玉(のモデル)が実際にあったのではないかと想像させられる、素敵な事実です。