妖精(ようせい/fairy)
<妖精 1/2>
世界各地(特にアイルランド島やグレート・ブリテン島)の民間伝承や神話に伝わる超自然的生命体。
その容姿や性質、地方などによる様々に呼び名が異なる。
妖精全般を指す主な語は「Fairy」や「Elf」、「Sidhe」、フランス系の「Fay」など。
英語の「Fairy」は中世フランス語「フェ(fay,fee)」から派生した「feerie(=幻覚、魔法)」が英語圏に入り、「fayerye」「faery」「pharie」「faerie」など、時代を経て様々な変化をした後に「fairy」で定着したと言われている。
その語源はラテン語で「運命、宿命、神の下す裁き、死」を表す「ファトゥム(fatum)」。
(「ファトゥム(fatum)」の複数形は「fata」。さらにこの「fata」を女性名詞単数とみなし複数形にすると「Fatae」となり、人間の運命の糸を操るギリシャ・ローマの三女神「クロート(クローソー)・ラケシス(ラキシス)・アトロポス」を指す。)
ペルシャ語の「ペリ(peri)」から来たとする説もある。
このミニ辞典は、津籠睦月による
オリジナル・ファンタジー小説
の物語中に出てくる用語の意味や語源などを解説するためのものです。複数の意味や説を持つ用語の場合、分かりやすくするため、物語の中で使われている意味や説のみに絞って取り上げている場合があります。ご注意ください。
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