『ピーター・パン』の物語を創った劇作家で小説家。
スコットランド・キリアムに生まれ、ロンドンに出てエジンバラ大学に学ぶ。
『ピーター・パン』の原案は1902年の小説『小さな白い小鳥』で、そこには「生まれる前の赤ん坊は皆小鳥で、ネバーランドで誕生の日を待っている」と描かれている。
その後『大人になりたくなかった少年ピーター・パン(Peter Pan,or the Boy Who Wouldn't Grow Up)』という劇として上演され大評判となり、それを受けて1906年にアーサー・ラッカムに挿絵を描かせた『ケンジントン公園のピーター・パン(Peter Pan in Kensington Gardens)』を出版。これがイギリス妖精挿絵絵本の先駆となった。
さらにその後1911年に長編小説として『ピーター・パンとウェンディ(Peter Pan and Wendy)』を出版。これがディズニー映画の『ピーター・パン』として有名な物語である。
その功績により準男爵位と勲功章を授与される。
生没年:1860〜1937。