「……じゃあ、私はもう行くわ。この後のことは分かっているわね?ラウラ」
フィグへの説明を終え、フレアは確認するようにラウラの顔を
「うん。
ラウラは
「あんたはこれからどうなるんだ?」
「……さぁ。私にも分からないわ」
あまりにもあっさりと予想外の答えを返され、フィグは目を
「分からない !? あんた、それでいいのか !?」
「ええ。いいの。知らないことがあるって
その
「さよなら、ラウラ、フィグ。あなたたちの夢がずっと
光が
「私なら
ラウラは
湖の中央に
「じゃあ行くよ、フィグ。
その
だが、そうやって
(……そうだよな。
フィグは一度、大きく息を
「ああ。
言い終わり
「ラウラ!」
『
ラウラを
『今だよ、フィグ!』
湖の底から
「夢より
夢雪が
それは
船は
その高さは山の
空一面が夢雪に
「ここがフレアの言う“ある
フィグは
「“太陽の船”よ!天空を
その声に
「
フィグは思わず
まるで時間を
「……まずい!夢より
カルデラからの夢雪
フィグが
「くそっ……ここまで来て
『“夢”よ、
それは初めて聞く声だった。直後、船の
『“夢”よ、彼の船の
『“夢”よ。彼の船の
「な…… !? 何だ !? どうなってるんだ !?」
必死に船にしがみつき、その
『どうか
『
『ずっと
『これは叶わない夢なんかじゃないんだって、私たちが夢見たことは
フィグへ向け
「夢雪が……しゃべった?こいつら、
『ううん。それはちょっと
「ラウラ!」
その声は島から
『もう
「ああ。もう
『行ってらっしゃい、フィグ。
どこまでも明るい声がフィグを送り出す。
やがて船は闇を
その日、
やがて、夢のように美しいその空から、
それは
「やがてこの島に
「今、新たなる夢見の女神がその
「ラウラ……あんた、
どこへ向けて呼びかけたら良いのか分からないように、キルシェはただ
「あんた、まだ死んだわけじゃないんだもんね。きっと、私のこと、見ててくれるよね……?」
今にも
「…………う…っ…」
小さな
フィグはゆっくりと目を開け、身を起こす。
穴に飛び込む前と変わらず、フィグは船の上にいた。ただし
「ここは……?俺は、
目に
「船か…… !?」
目を