那須与一(なすのよいち)宗高(むねたか)
<ナスノヨイチ 2/2>

平家物語に登場する弓の名手。
 
屋島の戦の折、海上に浮かぶ小舟に立てられた竿の先の扇を射抜き、名をあげた。 
丹波・信濃などの五カ国に所領を賜り那須の総領となるが、後に剃髪し伏見の即成院に入った。
 
下野(しもつけ)の国(現・栃木県)那須の住人。 
 
扇の的を射抜いた時の年齢は二十歳前後。 
当時身につけていた装備は、濃紺色の鎧直垂(ひたたれ)(鎧下に着る服)に萌黄おどしの(よろい)滋藤(しげどう)の弓、切斑(きりふ)の矢、薄切斑に鷹の羽を()ぜた鏑矢(かぶらや)足白(あしじろ)太刀(たち)など。
 
父の名は那須太郎資高(なすのたろうすけたか)。 
 
 
 
 
 
 
 
 

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この用語解説は、津籠睦月による
オリジナルファンタジー小説
夢見の島の眠れる女神(小説ロゴ)の物語中に出てくる特殊な用語を解説するためのものです。
複数の意味や説を持つ用語の場合、分かりやすくするため、物語の中で使われている意味や説のみに絞って取り上げている場合があります。ご注意ください。


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