歌劇『ウィリアム・テル』

ロッシーニ作曲の歌劇。
1829年8月3日パリ・オペラ座で初演。
 
オーストリア・ハプルブルク家統治下のスイスで、悪代官ゲスレルに反抗したウィリアム・テルと息子ジェミーが捕らえられ、テルの弓の才能を聞いたゲスレルにより、息子の頭に載せたリンゴを射抜くよう命じられる。 
 
テルは見事リンゴを射抜いたが、もし失敗していたら隠し持っていた二本目の矢でゲスレルを射るつもりだったと告げたためにゲスレルの怒りを買い、処刑されそうになる。
 
テルは湖上を船で連行されていったが、嵐に翻弄され、船漕ぎの名手でもあったテルに舵が任されることとなった。
 
テルは船を岸辺につけた後、素早く逃れ、ゲスレルに矢を一撃放ち、湖に葬ってしまう。 
 
歌劇では他に、テルの呼びかけにより民衆がスイス解放のために蜂起する様や、テルの村の長老の息子アルノールとハプスブルク家の王女マティルドの叶わぬ恋などが描かれている。 
 
 
 
 

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この用語解説は、津籠睦月による
オリジナルファンタジー小説
夢見の島の眠れる女神(小説ロゴ)の物語中に出てくる特殊な用語を解説するためのものです。
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