レグナースのローブ


レグナースが小女神宮へ上がった後、必ず身につけさせられる衣裳。

小女神宮の制服のようなもの。丈の長い前開きのフード付きワンピースで、私服の上から羽織るようにして着用する。

基本の型は全員同じだが、縁取(ふちど)りの刺繍(ししゅう)や胸に結ぶリボン、フードの先の装飾などの細部は自由となっているため、各自が個性を出して様々な着こなし方をしている。 

通常は純白だが、それを身につけているレグナースが異性との不適切な接触をしたり、第二次性徴を迎えるなどしてその資格を喪失すると、その心身の変化に反応して真紅に染まるという特殊な機能を持つ。
これは、小女神宮を卒業するのが嫌で資格喪失を隠すということを防ぐためにつけられた機能だと言われている。

ローブの色が変化すると、当人が恥ずかしがったり、(卒業することを)悲しんだりしないよう、周りは祝福の言葉を贈るのが常となっているが、それでも、それはそれで恥ずかしいらしく、多くのレグナースはその日が来ることに内心びくびくしながら暮らしている。

ちなみに、真紅に変化したローブの布地には女神の加護の力が宿るとされ、お守りとして重宝される。


 
 




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このファンタジー用語解説辞典は津籠 睦月によるオリジナル・ファンタジー小説「夢の降る島」第1話夢見の島の眠れる女神(小説ロゴ)「夢見の島の眠れる女神」に登場するオリジナル設定用語を解説するためのものです。
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