レグナース


島で生まれた“男でない”子どもは、初潮を迎え大人の女性と認められるまでは、全員が人間ではなく『夢見の女神』の代理人として扱われる。

彼女たちは六才になると強制的に『花曇りの都』の小女神宮に集められ、一年に一度の里帰りの時以外はずっとシスターとレグナースたちだけの共同生活を送ることになる。

その立場は男子に比べて一見優遇されているようにも見えるが、シスターたちの監視の下『女神の代理人』にふさわしい品格・人格・夢術の能力を身につけるための教育を叩き込まれ、また、閉ざされた空間の中でのレグナース同士の確執もあったりと、実際はいろいろ大変なようだ。

ちなみに、普段は隔離されていて滅多に姿を見られないことと、その神秘性により、島の男子たちのレグナースに対する憧れは相当なものとなっている。

この島にレグナースという存在と、それを養育するシステムが存在することには、実は重要な意味があるのだが…。









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このファンタジー用語解説辞典は津籠 睦月によるオリジナル・ファンタジー小説「夢の降る島」第1話夢見の島の眠れる女神(小説ロゴ)「夢見の島の眠れる女神」に登場するオリジナル設定用語を解説するためのものです。
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