和風ファンタジーの豆知識

太陽系の惑星の異名・古称・別称

星には一般的に知られた名の他に、いくつかの別名を持つものがあります。

今回はそんな星の中で、太陽系に属する惑星の素敵な異名・別称をいくつかご紹介していきます。

(惑星の説明の下の ・ で箇条書きになっているものがその星の異称・別名(あるいは古称・旧称)です。)

箇条書きリストは「あいうえお順」に並んでいます。

水星【すいせい】
太陽系の中で太陽に一番近い惑星。Mercury(マーキュリー)。
  • 辰星【しんせい】
  • 辰星【たちみぼし】(辰星(しんせい)の和訳名。)
金星【きんせい】
太陽系の惑星。Venus(ヴィーナス)。
夕方と明け方に特に明るく光ってみえる星(昼間は太陽の光で見えなくなる)。
  • 明星【あかぼし】(明け方に見える金星)
  • 明けの明星【あけのみょうじょう】(明け方に見える金星)
  • 烏賊星【いかぼし】(青森方言)
  • 彼は誰星【かわたれぼし】(明け方に見える金星)
  • 啓明【けいめい】(明け方に見える金星)
  • 大臣星【だいじんぼし】(明け方に見える金星。静岡方言)
  • 太白【たいはく】
  • 太白星【たいはくせい】
  • 黄昏星【たそがれぼし】(夕暮れ時に見える金星)
  • 冬太白【ふゆたいはく】(冬の金星。)
  • 明星【みょうじょう】
  • 飯炊き星【めしたきぼし】(明け方に見える金星。静岡方言)
  • 守り星【もんりーぼし】(夕暮れ時に見える金星。鹿児島方言)
  • 夕星/長庚【ゆうずつ】(夕暮れ時に見える金星)
  • 夕飯星【ユーバナブシ】(夕暮れ時に見える金星。沖縄方言)
  • 宵の明星【よいのみょうじょう】(夕暮れ時に見える金星)
火星【かせい】
太陽系の惑星。Mars(マーズ)。オレンジ色に輝く星。
災いや戦乱の前兆と言われていたこともある。
  • 熒惑【けいこく/けいごく/けいわく】
  • 西郷星【さいごうぼし】
    (1877年に火星が地球に大接近した頃、西南戦争で西郷隆盛が亡くなり、人々が夜空に輝く火星を見て「西郷さんが星になった」と言ったことから。)
  • 夏日星【なつひほし/なつひぼし】
  • 火夏星【ひなつぼし】
  • 炎星/熒惑【ほのおぼし】
  • わざわい星【わざわいぼし】
木星【もくせい】
太陽系の惑星。Jupiter(ジュピター)。
  • 歳星【さいしょう/さいせい】
土星【どせい】
太陽系の惑星。Saturn(サターン)。
  • 桐野星【きりのぼし】
    (西南戦争で西郷隆盛が戦死した年の11月、「星になった西郷」と言われた火星にくっつくように土星が並んでいたことから、薩摩士族の桐野利秋をさして呼ばれるようになった。)
  • 鎮星【ちんせい】
  • 塡星【てんせい】
<関連項目>

※このページは津籠 睦月によるオリジナル和風ファンタジー小説「花咲く夜に君の名を呼ぶ」の本文ページ内に隠された、本編と関係がありそうで無さそうな細かな和風ファンタジーの雑学・豆知識や大和言葉の意味などをご紹介する「おまけコーナー」です。

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ここでご紹介している雑学・豆知識は参考文献などを参考にして書いてはいますが、管理人はその道の専門家ではありませんので知識が不充分な場合もございます。
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