和風ファンタジーの豆知識

葡萄栗鼠文【ぶどうりすもん】

 
葡萄(ぶどう)栗鼠(りす)が組み合わされた模様。

中国・日本で見られる模様。

当初は葡萄だけの「葡萄唐草文」だったのが、16世紀中頃、明の時代の中国でリスが描かれるようになったとのこと。

着物だけでなく、陶磁器、漆器、絵画、武具の装飾にも使われる。

縁起の良い図柄とされている。

武家では「葡萄」を「武道」、「栗鼠」を「律す」と読み替えて「武道を律す」と縁起を担いだ。

また、葡萄は多くの実をたわわにつけることから、多産・豊穣・豊作・長寿などの象徴とされる。

栗鼠も多産な「ネズミ」に似ていることから、子孫繁栄を意味するとされている。

だが、実際の栗鼠の出産は、年に1、2回で、1回に産む子は3〜4匹ほど。

 

 

 

 

 
 

 

 

<関連項目>

※このページは津籠 睦月によるオリジナル和風ファンタジー小説「花咲く夜に君の名を呼ぶ」の本文ページ内に隠された、本編と関係がありそうで無さそうな細かな和風ファンタジーの雑学・豆知識や大和言葉の意味などをご紹介する「おまけコーナー」です。

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ここでご紹介している雑学・豆知識は参考文献などを参考にして書いてはいますが、管理人はその道の専門家ではありませんので知識が不充分な場合もございます。
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