2017年のゴールデン・ウィークに榛名神社(はるなじんじゃ)へ行った時の写真です。
参道には道の脇に七福神の像などがあります。
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左上から「毘沙門天」「寿老人」「布袋」
「福禄寿」「恵比寿」「弁財天」
「大黒天」の像です。
何となく、スタンプラリーかオリエンテーリングのような感覚で、
見つけると「あっ!またあった!」と嬉しくなります。
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左上から「毘沙門天」「寿老人」「布袋」
「福禄寿」「恵比寿」「弁財天」
「大黒天」の像です。
何となく、スタンプラリーかオリエンテーリングのような感覚で、
見つけると「あっ!またあった!」と嬉しくなります。

ちなみにこの三重塔前の石段、
「上毛かるた」に詠み込まれた江戸時代の豪商
「塩原太助」が奉納したもので、
柱にその銘が刻まれているそうです。
塩原太助は現在の群馬県みなかみ町下新田の生まれで、
身一つから大商人となった後も驕ることなく、
稼いだ金を石畳や灯籠など社会のために使い、
その人生は落語や読み物となって、
明治時代に大変な人気となったそうです。
炭をつくる際に出るクズや粉に糊を加えて丸めた
「たどん」を作ったのも塩原太助だと言われています。

ゴールデンウィーク中には桜や石楠花などの花も見られました。
参道は沢山の神秘的な奇岩に囲まれています。
榛名神社は山岳信仰と神仏習合の霊場で、境内からみえる行者渓では
かつて修験者たちが修行をしていたと言われ、
修験道の創始者・役の行者も修行を行ったと伝えられています。
ちなみに榛名神社の行者渓は江戸時代にも既に知られていて、
歌川(安藤)広重の「六十余州名所図会」にも描かれているそうです。
(行者渓は写真ではなく動画で撮ってあります。
このページの下の方にある動画リストから動画ページへ飛べます。)

雨乞い祈願に使われたという「萬年泉」です。→
立て札に書いてある文字、小さくて読みづらいですが、
以下のようなことが書いてあります。
「水源神の榛名神社への雨乞講の
伝統は古いが、萬年泉はその史跡、
民俗資料の一つである。
雨乞祈願後柵中の御神水を竹筒
にうけて帰村するのが例であった。…」
かつてはここで雨乞い祈願をした後、泉の水を竹筒に汲んで帰り、
村にまいていたようです。

←武田信玄が戦勝祈願のお礼参りに立ち寄った際、
矢を立てかけたという伝説のある「矢立杉」です。
本殿へ向かう途中の石段の脇にありますが、
かなり大きな杉の木です。

榛名神社の神楽殿です。
神楽殿や社務所、本殿などは石段を登った上、
奇岩に囲まれた山の中にあるので、
静かで神秘的な雰囲気が漂っています。
神楽殿の下の部分には「おみくじ」が何種類か置いてあります。

←榛名神社の本殿です。

↑
榛名神社から榛名山をさらに上へ登っていくと、榛名湖と榛名富士があります。
スワン・ボートや白鳥型遊覧船などもあり、神社へ行ったついでに寄るのに良い観光スポットです。
山道のため、行く道中の急カーブの多さはなかなか凄まじいですが…。
<境内の簡易MAP>

<関連項目>
- 榛名神社への行き方(アクセス&簡易境内MAP)
- 榛名神社・動画
- 調神社への行き方(アクセスマップ)
- 月待信仰の神社には狛犬ではなく狛兎がいる!
- 於菊稲荷神社神社への行き方(アクセスマップ)
- 於菊稲荷神社ミニフォトギャラリー&周辺スポット・おみやげ情報
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