和風ファンタジーの雑学

竜が天に昇るのは「春」?

日本の俳句・連歌などには「季語」という季節を表す言葉があるのは皆様ご存知だと思いますが、その季語の中には「竜天に昇る」というおもしろいものもあります。

それがいつの季節を表すものなのか、現代人にはピンと来ないかも知れませんが、実はこれは春の季語なのです。

なぜ竜が天に昇ることが春の季節を表すのかと言うと「春分に天に昇った竜が、秋分に深い(ふち)(ひそ)む」という伝説があるからなのです。

ですので、逆に「竜淵に潜む」という言葉は秋の季語になっています。


※このページは津籠 睦月によるオリジナル和風ファンタジー小説「花咲く夜に君の名を呼ぶ」の本文ページ内に隠された、本編と関係がありそうで無さそうな細かな和風ファンタジーの雑学・豆知識をご紹介する「おまけコーナー」です。

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ここでご紹介している雑学・豆知識は参考文献などを参考にして書いてはいますが、管理人はその道の専門家ではありませんので知識が不充分な場合もございます。
その辺りをご理解の上、ご覧ください。

 
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