本当の絶望の中にいる人には、 どんな声も届かないのかもしれない。
うわべだけの希望を語っても、 そこに“本物の”希望が見えない限り、 浮かび上がることなんてできない。
励ましの言葉さえ、心を余計に傷つけるだけ。
だけど逆に、 どんな絶望の底に沈んでいても、 どこかに一欠片(ひとかけら)、“本当の”希望があれば、 それにすがって生きていけるんだ。
他人の気まぐれによって 潰されたり壊されたりすることのない、 正しい努力をしていればちゃんと手の届く、 そんな本物の希望があれば。