コトバのラクガキ

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車窓小景・田んぼの水面に落日

ふと目が覚めて 窓の外を見れば
水をたたえた一面の田んぼに
燃えるような朱い夕日が輝いていた
なんて ささやかで ありふれた絶景だろう

暗い夜の車窓風景

思えば 海だね
夜の電車の窓の外

光の花をまきちらした、
黒いうねりだね

車窓小景・無人の駅のホーム

くらがりの中
ぽつんと立った白銀(ぎん)の電灯。

外は冷たい夜の風
星も無い空を仰いで
ぽつんとひとり、梢を照らしてる。

音も無い夜の町に ぽつぽつ咲いた銀の花

哀しいくらいに きれいないろで
町のかたすみ 照らしてる

 

  

 
  
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