まるで くもり空の中に 閉じ込められているような 六月、図書館、二階部分。
くらい空の下、 毒々しいほど赤い花を咲かせる紫陽花(あじさい)。
世界さえ閉ざされている気がするから 何処へも行けずに足踏みするばかり。
きんいろのたいようが 路面に にじんでる 六月はじめの白雨の後。