夜のこわさは、人生のこわさに似ている
連続してゆく時間
音の無い瞬間
夜の街の光とざわめき
ひとりぼっちで ねころがっている自分
生の怖さも、死の怖さも直視できず、
甘い眠りへ、夢の中へ逃れようと必死になっている
それでも眠れないとき、
そのこわさは人生のこわさに似ている
何も考えず、ただ、ひたすらに
夢ばかり見ていれば良かった あの頃
あの頃は、思いつきもしなかった
それがどんなに
あの頃も、今も、夢見ることがすべてだけど、
あの頃はそれだけでも生きていけたんだ