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言葉のうわべに振り回されて人類は今日も空回り

言葉というものは、難しい。
たとえば「理解」という言葉の中には、
何となく、無意識のうちに
「共感する」とか「味方になる」という
“イメージ”がつきまとっている。

たとえば犯罪心理学的な意味で、
「犯罪者が犯罪を犯した動機や心理を
“探る”ことは大切で意味がある」と言いたかったのに、
それを下手に「犯人の心理を“理解する”ことが大事」
なんて言ってしまおうものなら、
「犯人を(かば)う気か」「犯人に同情するのか」と
誤解による炎上が起きかねないのが現代だ。

言葉を“うわべ”や“ニュアンス”だけで
とらえるのは危険だ。

議論が本質とは全く違う、
どうでもいいような言葉の解釈だけで空転して、
本当に大切なことが置き忘れられてしまう。

言葉は“思い”や“考え”や“大切な何か”を
人間同士でやりとりするための“道具”なのに、
ソレに人間の方が振り回されてどうするのだろう。

 

  

 
  
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