相手の心を“読もう”と思うから、惑うんだろうか
どんなに読もうとしたって
それは所詮、推測の域を出ないのに。
悪意を疑ったって
善意を信じたって
それは結局、
本当に在るかどうかも分からないものなのに。
他人の頭の中は見えないから
何を疑ったって、何を信じたって
真実が分からない以上は
結局全てナンセンスなことかも知れないのに
生きてきた軌跡が全く違うのだから
自分ならぬ他人が
自分が思ってもみなかった言動をとるのなんて
当たり前の話なのにね。
それを「相手が単に常識外れなだけ」だなんて
単純な物の見方をして、ばかにして
感情をすれ違わせたり、こじらせたり
いさかいを起こしたり、冷めた目で見たり…
世の中、そんな“笑えない”笑い話が多過ぎて
本当に、かなしいくらいに笑えない