たとえどんなに優れた頭脳を持ち、 世の中や未来を“推測”することができたとしても、 それで驕(おご)ってしまうのは危険だ。
“推測”は“推測に過ぎない”から。
誤(あやま)った推測を信じ、 真実を見失えば、 破滅につながりかねないから。
だから、自分自身の考えさえ、常に疑う。
“推測できる”という事実のみで 悦(えつ)に浸(ひた)るのでは、 愚(おろ)か者のレベルに留まってしまうから。
だから考察に考察を重ね、 より真実に近づこうとする。
ある到達点にたどり着いたとしても、 そこで足を止めたりせず、 その先にさらなる道が無いか、 追求することをやめないんだ。