コトバのラクガキ

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ひとつの命と繋がるモノ

ヒトの個体は長くても100歳前後で死ぬ。
けれどヒトという“種”は途方もないほど長い歳月を
ずっと生きてきたのだ。
ヒトだけでなく、今 世界に存在する
全ての生物・生命は、
何億もの時を超えて生きてきた、
受け継がれてきたものの、
目に見える確かな証なんだ。
“私”という生命だって、自分一人だけで
今ここに立っているわけじゃない。
この生命は、この血は、
気の遠くなるほどの長い間、
連綿と受け継がれてきて、
今、この“私”に辿り着いている。
だから、きっとヒト一人を殺すことは
その人だけを殺すことではないんだ。
その人につながるまでの数えきれない命のリレーと
その人の命を受け継いで生まれるはずだった
未来の数人、数十人、数百人、数千人…の可能性をも
踏みにじることでもあるんだ。

 

  

 
  
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