電車に乗る前の、 凍てつく空気の駅のホームで 夜の景色を眺めていた。
なつかしい景色を。
こんな寒々とした風景も愛しいと思えるなら こんな呆けたままで時間を生きている自分だって まだまだ大丈夫だと思えるんだ。
ほのかな自信を携えて 自転車に乗り風を走る そうすれば、景色さえも変わるから