他人を救おうと思って
言葉を
他人を救うなんて、
やろうと思ってやれるものでもないし、
自分の言葉が誰かを救えるなんて
そんな
このコトバのラクガキたちは、
ただ“自分のため”に
ただ、自分で自分を救うための言葉を
吐き続けているだけなんだ。
だけど“それ”で自分自身が救われたなら、
その言葉は、自分と似た立場にいる
他の誰かの心も救ってくれるかも知れない。
自分を救ってくれた この言葉たちが
いつか、他の誰かを救うかも知れない
――そんな、他愛もない“夢”を見ているだけなんだ。