コトバのラクガキ

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月へ向かって手を伸ばした。

指先をのばしたら
月の光がサラッと流れた

手のひらにおさまるくらい小さいのに
何故だか届かない

遠い遠い夢、みたい

人はみんな月を夢見た
月のうさぎを
月のお姫様を夢見た

なのにみんな届かなかった

でもスペースシャトルで月まで行けても
宇宙服で月の上を歩けても
そこは夢という名の土のつもった ただの荒野だけ

月は、手の届かない所で神々しく輝いているからこそ
美しいのかもしれない

 

  

 
  
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