幼い頃、行動の全てに
いちいちダメ出しされて育った子は、
大きくなっても、自分の行動に
自信が持てなくなるのかも知れない。
自分が心の底で「正しい」と思ったことさえ、
「もしかしたら間違っているのではないか」と、
怖くて、実行できない。
親が子を理想通りに育てようとしてやってきた口出しが、
子にとっては呪縛になる。
親が「正解」と言ったことしか出来ない、
自分で自分の行動を選べない子にしてしまう。
大人から見れば不器用でも、遠回りでも、
何かが間違っていたとしても、
それでも子どもは子どもなりに
考えて行動しているんだ。
頭から否定されてしまったら、
動けなくなってしまう。
何をどうしたら良いのか、分からなくなる。
だから、子どもを全て大人の言いなりに
動かさないで欲しいんだ。
自分で考えて行動する力を、奪わないで欲しいんだ。