いつの頃からか、
他人にあまり“期待”しなくなった。
そもそも、
自分とは趣味も価値観も得意分野も個性も
何もかも違う他人に――
しかも、どんな人間なのか
100%見極められているわけでもない他人に、
何を根拠に期待すれば良いのか分からなくなった。
期待に見合った成果なんて、
相手がその期待に応じられるような
スペックや性質を持っていて
初めて実現するものだ。
相手が
初めて実現するものだ。
ただ闇雲に、あてずっぽうに、
誰も彼もに期待しても、
期待外れでガッカリするばかりだ。
だから、もう
「この世界をいつか誰かが良くしてくれる」
なんて期待は、ほとんど持っていない。
この世界を今よりもっと暮らしやすく
幸せに生きていける世界に、
誰か“えらい人”が勝手に変えていってくれるなんて、
そんな期待を持ったりはしない。
自分の
誰かに期待するよりも、
少しずつでも自分の手で、
できることからコツコツ改善していった方が、
よほど堅実で、手っ取り早いと思うから。