世の中で一番恐ろしいのは、
“慣れ”なのかも知れないと、ふと思った。
物事を新鮮に思えなくなる、
心揺らがなくなる、
飽きさせる、
退屈させる、
時に愛さえも、冷まさせるもの。
誰にも真似できないくらいの前向きさを、
心の奥底に秘めていたって、
ひとりだったら誰にも気づいてもらえない。
たとえ自分の人生の支えにはなっても、
ときどき何だか無性に空しい。
愛されなくちゃ意味が無いだなんて、
誰かに愛しんで欲しいだなんて、
絶望的なまでに思ったりするんだ。