夢さえ見ていられれば幸せで、 夢は、一人でも見られるものだから、 ときどき……と言うか、わりとしょっちゅう、 人づき合いを面倒くさがってしまう。
そしてときどき、ふっと目が覚めたように 独りの自分に気づいて途方に暮れたりする。
不器用、と言うより、地に足がついていない。
空ばかり、雲ばかり、 月ばかり、星ばかり、 風ばかり、見ているから。