コトバのラクガキ

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絶望に震えながらも、希望を微かに信じていた

あの頃は、人間や世界のマイナス面ばかりがよく見え過ぎていて、 
プラスの部分が全く見えずにいた。

誰かに教えてもらいたくて、たまらなかった。

人間の中に在るはずの、何かしらの美しさを。
この報われないことだらけの世界にも在るはずの一片の救いを。

つまりは世界や人間の醜さに震えながら、
それでも何処かに、美しさや救いが在ると、信じていたんだ。

たぶん、そのちっぽけな希望が、
ここまで自分を生かしてくれていた。

そしてそれは“正解”だったと、今なら思うんだ。

 

  

 
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