まったく逆の二つの性質を
ごく当たり前のことだよ。
ヒトは今の自分とは全く違う自分になりたくて、
自分を変えようと努力する生き物だから。
そうしてできた新しい性質と、
元の性質が正反対なのは当たり前のことで、
変わろうとする途中経過で
二つの性質の間を
ふらふら
本気で追い求めている夢だからこそ、
ただの夢で終わらせられないからこそ、
みっともなくなんかない。
当たり前の感情だ。
自分にとって志とは、この胸の内にだけ
他人に理解してもらいたいなんて思わない。
世に広めようだなんて思わない。
ただ自分の行動の指針になれば良いもの。
思えば志とは、本来そういうものだという気がする。
たとえ他人に否定されようとも自分だけが信じていればいい。
だから志とは、他人に踏みつけにされるような種類のものじゃない。