「おもしろい小説って、どんなもの?」「どうやって探せば良いの?」と、そこからして分からない方もいらっしゃるかと思います。
「おもしろい小説」には、大きく分けて2つの種類があります。
1つは「あなたの好みに合った小説」です。
自分の趣味に合った作品は、趣味に合わない作品よりも、ずっと「おもしろく」読むことができます。
たとえ多少の欠点があったとしても、その作品に対する「好き」の気持ちが、その欠点を補ってくれるのです。
(いわゆる「脳内補完」です。)
なので、ただ単純に「ランキング上位だから」「ポイントが多いから」ということで小説を選ぶのではなく、「この作品は自分の好みに合っていそう」という観点で作品を選んだ方が、「おもしろい小説」を見つけられる可能性は高いです。
(そもそも、ランキングやポイントは、「あなた」とは趣味も好みも異なる「不特定多数の他人」の意見も反映されたものですので。)
もう1つは「クオリティーが高い小説」です。
魅力的なキャラクター、オリジナリティーにあふれた世界観、ハラハラドキドキの展開etc…
その作品の「質」自体が高いものは、個人個人の「趣味」や「好み」さえ超えて読者を楽しませてくれるものです。
それどころか「こういうジャンルも面白いかも」と、読者に「新たな扉」を開かせてくれます。
ただし「クオリティーの高さ」を「小説の中身」を読まずに、あらすじや評価(ポイント)だけで見抜くのは至難の業です。
「あらすじ」のような短文を書く能力と、小説本編の長文を書く能力は別物ですので、あらすじからでは「おもしろさ」が伝わらないことがあります。
また、それがそのサイトで人気の無いジャンル・属性の作品だった場合、そもそも「読んだ人数が少ない」ため、評価(ポイント)があまり付いていないこともあるのです。
(上の「自分の趣味に合う小説がおもしろい」の法則から、サイトで多く読まれているのは、そのサイトの「多数派」に人気のジャンル・属性の作品であることが多いです。)
こればかりは小説の中身をある程度のところまで読んで判断するしかありません。
(物書きさんの中には、序盤ではエンジンのかからないタイプも多くいますので、ある程度のところまで読まないことには判断ができないのです。)
探すのが難しいものではありますが、クオリティーの高い小説は、読者の人生に様々なプラスの影響を与えてくれることが多いです。
ぜひ、たまにはそんな「クオリティーの高い小説探し」にチャレンジしてみてください。