ファンタジーな豆知識

ファンタジーな雑学事典

ファンタジーな雑学をカンタンにまとめたミニ事典です。

<現在制作中です。用語や説明は今後増える可能性があります。>

<あ行/か行さ行た行な行は行ま行/や行/ら行わ行

アヴァロン
アーサー王伝説に登場する神秘の島。
場所は現在のグラストンベリーだと言われている。
(グラストンベリーは3、4000年前の気候が温暖だった頃は水に囲まれた島だったと言われている。)
アトランティス
プラトンの対話篇「テイマイオス」「クリティアス」に登場する、大西洋にあったとされる幻の大陸。
「アトランティス」の名は伝説の巨人アトラスの島を意味している。
地上の楽園のごとく栄えていたが、プラトンの時代より9千年ほど前に地中海征服を企ててギリシャに破れ、その後住民が神を敬わなかったことからその怒りに触れて一日一夜にして海に沈んだといわれている。
アラクネ
ギリシャ神話で、アテナと織物の技を競い合ったリュディア生まれの機織名人の女性。
神々を軽んずる態度をとったということでアテナの怒りを買い、蜘蛛に変えられた。
アルテミス
ギリシャ神話の女神。狩猟の女神。
ゼウスとレトの娘で、アポロンの双子の妹。
アポロンが太陽神であることから、後に月の女神セレネと混同され月の女神になった。
ローマ神話ではディアナ(ダイアナ)にあたる。
イスカンダル
中央アジアの言葉で「アレキサンダー大王」を意味する。
インフェルノ【Infernus】
キリスト教(カトリック)で、永劫の罰責を受ける地獄のことを言う。
<関連用語:プルガトリオ(煉獄)
ウィッカ【Wicca】
ウィッチ(魔女)の名の由来となった、「賢い(Wise)」を意味する中世の言葉。
「魔女の王」と呼ばれたジェラルド・ガードナーは、魔女に対する偏見を払拭するため、自分たちのことを「ウィッチ」でなく「ウィッカ」と呼ぶ運動を始めた。
ウィッチクラフト【Witchcraft】
魔女のわざ。
魔女たちが伝承してきた古い生活の知恵や行事の知識のこと。
エウレカ
古代ギリシャ・シラクサの哲学者アルキメデスが、純金でできているはずの王冠に不純物が混ざっていないかどうかを王冠を壊さずに調べる方法(アルキメデスの法則)をひらめいた際に言った言葉と言われている。
「エウレカ」は「見つけた」の意味。
エクスカリバー(エクスキャリバー)
ケルトの伝説の英雄であるアーサー王がふるった魔法の剣。
湖の妖精から授けられた聖剣。
円卓の騎士
アーサー王の周りに集った優秀な騎士たちのこと。
アーサー王は彼らをわけへだてなく扱い、上下の区別や争いを起こさせないために大理石の円形テーブルすなわち円卓をつくり、そこに騎士たちを座らせていた。
エンディミオン(エンデュミオン)
ギリシャ神話に登場する、月の女神セレネが恋した羊飼いの美青年で、ゼウスの子とも言われる。
セレネは、いつか彼が年老いて死ぬことに不安を抱き、カリアのラトモス山の洞窟の中で彼を永遠の眠りに就かせた。
(一説にはエンディミオン自身が若さと美貌が永遠に続くことをゼウスに願い、不老不死の眠りについたといわれている。)
エンディミオンが眠りに就いた後、セレネは夜ごとに天上から彼の元を訪れ、眠る彼に口づけしていたと言われている。
後にこの物語はセレネに代わりアルテミス(ディアナ)との恋物語として語られるようにもなった。
オーディン
北欧神話の最高神。
ドイツ語名はヴォータン。
オーパーツ【OOPART】
「Out Of Place ARTicles」の略。
「場違いな遺物」という意味。
ガルガンチュア
古い伝説でモン・サン・ミシェルの島(かつての島の名はゲール語で「光の神」を意味する「ベレヌス」)に棲みついていたとされる巨人。
あるいはフランスの作家ラブレーの小説『ガルガンチュア』の主人公である怪力無双の巨人の名。
キメラ(キマイラ)
ギリシャ神話に登場する怪物。
ライオンの頭、ヤギの体、蛇の尾を持ち、火を吐く。
ククルカン
マヤの最高神。
グレイプニル
北欧神話でフェンリルを縛り付ける絹のリボンのように細い鎖。
サバト
悪魔の主宰する魔女の宴。魔女たちは空飛ぶ箒に乗ってこの宴に集まって来る。
サラマンダー【salamander】
火とかげ。火の中でも死なず、逆に火を消し止める力を持つ。
ペルシャ系の伝説から発生したと言われており、シェイクスピアの戯曲『ヘンリ四世』やゲーテの戯曲『ファウスト』にも登場する。
日本のサンショウウオの英名でもある。
ダモクレスの剣
シラクサの王ディオニシウスの廷臣・ダモクレスが王のはからいにより一日だけ王座についたところ、その頭上に髪一筋で吊るされた鋭利な剣がぶら下がっていたという伝説。
権力の座は見かけほど良いものではなく、常に危機に直面している、ということを表している。
タルタロス
冥界の最深部。無間地獄。(ギリシャ神話)
ティタニア/ティターニア【Titania】
ヨーロッパ中世の伝説に登場する妖精(魔人)の女王。
妖精の国の王オベロンの妃。
ナウシカア
古代ギリシャの叙事詩『オデュッセイア』に登場する、パイアキアの王女。
七つの大罪
中世にカトリック教会によって定められた7つの大きな罪。
これらの罪を犯したものは地獄に堕ちるといわれていた。
内容については
  • 高慢pride
  • 強欲(特に他人のものを欲しがること)covetousness
  • 淫乱(色欲)lust
  • 怒り(憤怒)anger
  • 貪食(暴食)gluttony
  • 妬み(嫉妬)envy
  • 怠惰sloth
の7つ、あるいは以下の7つと言われている。
  • 怒りanger
  • 高慢pride
  • 不貞unchastity
  • 虚栄vainglory
  • 貪食gluttony
  • 妬みenvy
  • 強欲avarice
フェニックス
不死鳥。エジプト神話に登場するアラビアの砂漠に住む世界に一羽しかいないと言われる鳥で、自ら香木を積み重ね、それを太陽により点火し羽であおいで燃え上がらせ、その中に身を投じ、一度消滅した後に灰の中から甦るという行動を500〜600年周期で行うとされている。
ちなみに「チャイニーズ・フェニックス」は中国や日本に伝わる「鳳凰」のこと。
ブラウニー【brownie】
スコットランドの伝説に登場する妖精で、夜間に来て家事を手伝うと言われている。
プルガトリオ【purgatory】
キリスト教(カトリック)で「煉獄(れんごく)」のことを言う。
天国と地獄の間にある、救われない魂が堕ちる世界。
火によって罪を浄化され天国への昇天を許されることがある。
<関連用語:インフェルノ(地獄)
ヘカトンケイル
ギリシャ神話の百手の巨人神。
魔女法
イギリスに実在した、魔女になることや魔女の術の実行を禁じた法律。
ラピュタ(ラピュータ)
ガリヴァー旅行記第3篇に登場する空飛ぶ島。
空を飛ぶ原理は巨大な天然磁石。
ラピュータはこの磁石に反応する鉱物が存在している領土内かつ、上空4マイル未満の高度においてのみ自由自在に動ける。
底部は凹凸(おうとつ)の無いなめらかな硬石(アダマント)の一枚岩でできており、その硬石の層にラピュータの中枢である『天文学者の洞穴(フランドーナ・ガニョーレ)』がある。
リップ・ヴァン・ウィンクル
アメリカの作家ワシントン・アーヴィングによる、日本の浦島太郎によく似たおとぎ話の主人公。
山奥で道に迷い、不思議な小人たちに会い、そばにあった酒を呑んで眠りにおちたところ、目が覚めると20年の月日が経っていたという物語。
リリス
アダムの最初の妻とされている女性。
アダムに辟易し楽園を去った後、数多くの悪魔と関係し、ついにはサタンの妻となったとされている。
長い髪の妖艶な女性で、背に翼、足には鉤爪があると言われている。
ローレライ【Lorelei】
ドイツの伝説に登場する魔女。
ライン川の岩頭に現れ、その美しさと魅惑的な歌声で船人たちを誘惑し、多くの船を難破されたと言われている。
ワルプルギスの夜
4月30日。季節の変わり目。メーデーの前夜。
ヨーロッパでは魔女たちの夜会が開かれるという言い伝えがある。
ゲーテの著作「ファウスト」の第1部「ワルプルギスの夜」ではブロッケン山で魔女たちの狂宴が開かれている。
また、作曲家ベルリオーズの「幻想交響曲」第5楽章には「ワルプルギスの夜の夢」というサブタイトルのついたものがある。

関連ページ>ファンタジー用語・一覧リスト

※このページは津籠 睦月によるオリジナル・ファンタジー小説「夢の降る島」の第1話「夢見の島の眠れる女神」夢見の島の眠れる女神(小説ロゴ)の本文ページ内に隠された、本編と関係がありそうで無さそうな細かなファンタジー雑学・豆知識をご紹介する「おまけコーナー」です。

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