青鞜
【せいとう】

クローバー(罫線)

18世紀以降イギリスで文学趣味・学識を持つ女性たちの呼び名として使われた「ブルーストッキング(bluestocking)」の和訳。

その由来は、1750年頃ロンドンのモンタギュー夫人らのクラブで植物学者スティリングフリート(B.Stillingfleet)が(黒い絹の靴下の代わりに)()いていた青い毛糸の靴下

その名はやがてその集まり自体を指す呼び名となり、さらに文学趣味・学識を持つ女性たち、さらにはその女性たちを揶揄(やゆ)(小馬鹿に)する名として使われるようになった。

また、18世紀以降イギリスに起こった婦人参政権運動の一派を「青鞜派」と呼ぶ。

日本では平塚雷鳥(らいてう)が1911(明治44)年に女性だけの手による文芸誌「青鞜」を創刊し、この平塚雷鳥を中心に集まった女流文学者の一派を「青鞜派」と呼ぶ。

 

このページは津籠 睦月によるファンタジー小説魔法の操獣巫女エデン「魔法の操獣巫女エデン」の物語内に登場する用語の意味を解説したり、その由来などを紹介するミニ辞典です。
  
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