レモンを入れた紅茶のこと。
理想的なレモンティーの入れ方としては、まずは空(から)のティーカップに各人の好みの数の砂糖を入れ、そこに紅茶を注ぎ、砂糖をよく溶かしてから最後にスライスしたレモンを入れるという順番が好ましいと言われている。
その理由は、砂糖より先にレモンを入れてしまうと、レモンに含(ふく)まれるクエン酸が砂糖を溶(と)かしにくくしてしまうからである。
紅茶の国イギリスではミルクティーよりレモンティーを好む人々のことを「lemon-taker」と呼ぶ。
また、18世紀に喫茶が普及し始めたロシアでは紅茶にレモンやジャムを入れて飲むことが多かったため、イギリスで「ロシアン・ティー(Russian tea)」と言うと「レモンティー」を指すことになっている。