〜キョウ ハ、ハツ デート ビヨリ〜
「なーモモキチ、
「……今でも
少女は
「ホラホラ、お
男はそう言い、愛らしいペンギン の絵があしらわれた
(……
それには彼女の、ちょっぴり
「これ」
少女は短い一言とともに
ボールチェーンがついてバッグの
「そんなのでいいのかよ?もっと
「いい。ほとんど仕事も無いような“名ばかり
「……うわー……。ソレ、
(……また、かわいくない言い
表情は変えないまま
「いや、ウソウソ。
その声には本心がにじんでいて、彼が本気でうれしく思っているのだということを
(“家族”……か。どうせお
「つーかさ、マジでコレがいいのか?コレ、カワイイか?」
少女の手からマスコットを受け取り、しげしげと
「……カワイイ。ヘンに
男はそれでも
少女はいつものように店内を
『……
ふと、そんな声が聞こえた気がして、彼女は
だが店内は女性客ばかりで、先ほど聞こえた
(……
少女が
『
彼女はハッとして声のした方を
(……お
こんな時に一番
何が起きているのかも分からないまま、少女は引きずり込まれていく。