〜キョウ ハ、ハツ デート ビヨリ〜
「デ……デ……デ……、デートぉぉっ!?」
「そうさ〜。お
アズライトが
「……
「そうですよ、アズライト。そもそもアレは、たまたまあなたが
(……あー……。そう言えばママ、前に南国リゾートをイメージした夏
エデンは自らのデート問題から目を
「でもさー、俺、
「お前……っ、何を
「そうですよ!それにあなたのようなチャラチャラした男相手に飲食をおごるだなんて……。コーデリア様が周囲から“若い
「えー?俺、ツバメじゃねーし。インコだしー」
二人の殺気に気づかないのか、アズライトはへらへら笑ってそんなことを言う。だがその表情は次の瞬間、別人のように変化していた。
「て言うかさー、“予感”がするんだよね。お
まるで
「……“予感”か。ならば、その方が良いのだろうな」
「そうですね。性格はともかくとして、アズライトの“予感”だけは
「え?え?どういうこと……ですか?」
エデンは話についていけず、
「アズライトの能力は“予感”。これから起こる“何か”を本能的に感じ取る能力なのですよ。“
「そう……なんですか」
思わずじっと見つめた視線の先で、アズライトは先ほどの
「……と言うわけですので、エデンお嬢様。
「えぇえぇっ!?で、でも……デート……なんて、したことないし……何すればいいのか分かんないし……」
「べつに
「荷物持ちって……それはそれでどうなのかと……」
「お
マイカに
「そっか……。そうかもね……。ただのお買い物につき合ってもらうだけなら、アリ……かな?」