夢見の島の島の零花詞(コボレバナシ)
 

和風でも洋風でも中華でもない

 
最近のファンタジー小説と言うと、大概のものは和・洋・中のいずれかに分類されているような気がするのですが、「夢見の島の眠れる女神」はそのいずれにも属していません。
 
何せ物語中でオマージュしている既存・古典ファンタジーの内容からして、世界樹(→北欧神話)、妖怪(→日本)、怪鳥ルフ(→アラビアンナイト)、ウンディーネ(→ヨーロッパ)、月下老人(→中国)、ラピュータ(→空想科学小説?)、果てはカンブリア紀の古代海洋生物まで…、世界各地どころか時代までごちゃまぜのカオスなことになっているので、とてもではありませんが和洋中に分類することなどできません。
 
そんな感じで多国籍かつ無国籍なファンタジー小説となっているわけですが、当然それはあらかじめそうなるべく計算・設定した上でそのように描いているのです。
 
と言うのも、この作品のコンセプトが「夢」――あらゆる国・あらゆる時代で人類が夢見てきたモノたち――だからなのです。
 
アラビアンナイトしかり、メルヘン童話しかり、妖精や妖怪の伝承しかり…古今東西のファンタジックな物語は全て、その時代・その地域の人々の夢や憧れ、あるいは畏れの結晶だと思うのです。
 
そんな、人類が延々と紡いできた「夢」を時代を超え国境を超えて集め、リスペクトし、新たな価値を付け加えたい、あるいは今まで見出されなかった価値を発見したい……それが、この物語のコンセプトの1つだったりするのです。
 
 
 
 

このページは、津籠睦月による
オリジナル・ファンタジー小説
夢見の島の眠れる女神夢見の島の眠れる女神(小説ロゴ)
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検索サイト様などを通じて単独でこのページを表示された方にとってはわけが分からないと思います。スミマセン…
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