さえぎる神・さえのかみ【衝立岐神】   
古事記や日本書紀などに登場する神で、それらの文献では『ツキタツ()ナトノカミ』と記述されています。また『来名戸(くなと)祖神(さえのかみ)』という別名を持っています。
 
イザナギの投げた杖から生まれた神で、何らかの悪しきモノの侵入を防ぐ神(日本書紀では雷を防ぐために使われています)ということは分かっていますが、国境の杖に宿るという設定などは様々な情報をミックスして作ったオリジナル設定です。
 
ダブルミーニング好き【章タイトル=岐路に立つもの】   
複数の意味をもった章タイトルです。
その意味のうちの一つが『岐路に立つ者(神)』=『岐路に衝き立つ岐神』ということなのですが、作者はこういった、本来は比喩的な表現として使われる言葉を、あえてそのままの直球で使うのがわりと好きです。
と言うか、『まさかコレがそのまんまの意味とは誰も思うまい』と一人でニヤニヤしながら書くのが好きなんです。すみません
 
ちょっとおまけ【次章以降の展開】   
次に来る4、5章は物語前半の山場(クライマックス)となります。 
少し長めかも知れないので、また区切りの良いところで前後編に分けたり、あるいは更新が少しゆっくりめになったりするかも知れませんが、このまま続けておつき合いいただければ幸いです。
第1章からずっとアクションシーン多め、展開速めですみませんが、この物語は最後までずっとこんな感じです。
(『夢の降る島』のほのぼのした感じとの対比が半端ないですが、ちゃんと両方同じ人間が書いています。ちなみに『夢の降る島』の方も前半はのんびりですが、中盤以降の展開は速いです。…たぶん)
 
 
 ※このページは津籠(つごもり) 睦月(むつき)によるオリジナル・ファンタジー小説花咲く夜に君の名を呼ぶ(古代ファンタジー小説)
  ストーリーや用語に関する豆知識やこぼれ話・制作秘話などを蛇足に解説したものです。
  解説の内容につきましては資料等を参考にしてはいますが、諸説あるものもございますし、
  管理人(←歴史の専門家ではありませんので)の理解・知識が不充分である可能性もありますのでご注意ください。
ファンタジー知識解説へびさんのあんよ
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